ウッドガスストーブ2号機完成 進化と新たな魅力
お気に入りの自作ウッドガスストーブは前回の煤を減らすための改善点を踏まえて2号機を製作しました。1号機よりも二次燃焼しやすくなりさらに面白い魅力に気づいたので紹介します。
今回の改善点として二次空気を増やすために燃焼室の穴の数や大きさを変更しました。
これが2号機の部品です。
上部は五徳なしでも安定して炎が抜ける様に四本の腕を出し一体形状としました。
一次燃焼の空気が多すぎたと考え底側面の空気穴は点火用の穴のみにしました。
二次空気の穴は中段に小さい穴を追加し薪が少ない場合でも二次燃焼できるようにしました。
底板の比較ですが今回はかなり小さくして一時燃焼を穏やかにして二次燃焼をメインにしようとしました。
ボディの空気取り入れ口はかなり大きくし二次側にも十分空気が供給される様にしました。
これらの部品をTIG溶接で組み立てていきます。
燃焼室ができました。あとはボディーと溶接して完成です。
1号機は外に置きっぱなしだったのでだいぶ錆びてしまいましたね。
穴の大きさや数はだいぶ違うのがわかります。
さあいよいよ燃焼テストです。
相変わらずよく燃えてくれます。
が、
何やら今までと違う煙が出ました。すーっと白い筋の様に煙がでました。
どうやら一時燃焼の空気が足りないみたいです。
なので底板の穴を1号機並みに大きくしました。
今度は安定して完全燃焼しています。中段の二次空気穴からも燃焼しているのが確認できました。
少しおもしろい現象の動画です。雲の様に白いガスが二次空気に触れて燃焼しているのがわかります。
二次燃焼しやすくなっていますね。よかったよかった。
煤も以前より少なくなった様に感じます。
早速コーヒーを入れたりキャンプ料理したり大活躍です。
少ない薪で高火力が得られるのがいいですね。
このストーブは一体構造ならではの面白い特徴に気付きました。
それは薪が燃え尽きた後に徐々にストーブが冷める時「キン〜。キン〜。」と響く音がするのです。内側の燃焼室が熱膨張で伸びていたのが縮みボディーと擦れる時に音がなるんです。一体構造なのでよく響くし綺麗な高い音なので心地良いです。またストーブが冷めていくにつれ音の間隔が長くなっていくので落ち着いた感じがします。
これはパイプ同士のスペーサーをきつめに作ったから起きたのだと思いますが、もう一つ作っても同じ音が鳴るのか試してみたいです。
今後はステンレス化や穴の調整などしてさらに改良していこうと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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