ステンレス厚板の焼き板、研磨したハンドル、一生物のステングリル
焚き火やウッドストーブなどで熱々に熱してステーキを焼くのにぴったりな極厚ステンレス焼き板です。磨き上げたスタイリッシュな専用ハンドル付きで一生物の相棒間違いなし。
材料のステンレスはステンレスの中でも錆びない高価なSUS304を使いました。SUS304と言う材質は比熱が大きく蓄熱性が高いので一度温まるとなかなか冷めない特徴があります。ですので分厚い肉を乗せても鉄板の温度が下がりにくく一定温度でじっくり焼きあがります。
焼き板の厚みは贅沢に6ミリにしました。この厚さなら変形の心配はありません。
15センチ×20センチの板に穴をあけます。
ステンレスの穴加工はドリルの切れ味が良くないと全く穴があきません。鉄とは全然違うのでキリを丁寧に研ぎ直し加工します。
そしてエッジを整え表面を何度も研磨します。かなり時間がかかりますが美しいヘアラインに仕上がりました。
Camper’s Highの刻印をして完成です。
次はハンドル。実はこっちの方が手間がかかります。
SUS304の帯板をTIG溶接します。
そして研磨。肉が足りない所は肉盛り溶接し再度研磨。
こうして滑らかな美しい曲線で満足いく形状になるまで磨き込みます。
加工前との比較です。ただの取っ手にこんなに拘って作り込んでいる物が他にあるでしょうか?私にとってはハンドルが主役なくらい気に入ってます。
付属のステンレスのCカンで吊るしても良し。
早速肉を焼きたいのですが焦げ付き防止のため使用前にシーズニングします。ガスコンロなどで十分加熱し食用油をキッチンペーパーで塗り空焼きします。これを数回繰り返し被膜を形成しますがステンレスは地が明るい色なので徐々に変色する様が楽しめました。
使用しているうちにどうしても焦げ付いたり被膜が剥がれたりした場合はステンレスですので磨き直して新品状態に戻す事もできます。
ウッドストーブにもいい感じのサイズです。
いよいよステーキを焼きます!
やわらかくジューシーに焼きあがりました。
ステンレスはなかなか冷めないので熱々のままです。
炭火の網の上に置けば部分的に鉄板焼きが楽しめます。
ガスストーブでお手軽調理もOK。
焚き火調理にぴったり。煤で肉が黒くならないし焼き板に淵が無いので余分な油が落ちるのがいいと思います。
こんな一生物のステングリルはいかがでしょうか?
Let's immerse yourself in Camper’s High!